こんにちは、Shiruvikoです。ご機嫌いかがですか?
『この先、やりたいことって何?』
もし人から聞かれたら、すぐに答えられますか?
私は会社員で働いているとき、答えられませんでした。
それは別に全然悪くない、と思います。
目の前の仕事に向き合うことこそが、自分がやるべきこと
だと信じて進んできたということだから。
でもいつか、会社を離れたら「個人」として人に言える『何か』を見つけて
できたらそれをこの先ずっと大事にしていきたいな
と考えるようになりました。
たとえ会社を離れなくても、大事にしたいものを見つけられたら
今より毎日が楽しくなりそうですよね。
この記事では、以前の私と同じように
やりたいことがわからないと思っている人に
自分をワクワクさせてくれる何かを探すためのヒントをお伝えしたいと思います。
少しでもお役に立てたらうれしいです。
中年の危機!?
ライフサイクル論という理論の中では、40代以降の中年期は
なかなかに困難な課題を抱える時期と定義されています。
【中年の危機】(レビンソン)
40~65歳の時期、肉体や生活環境の大きな変化を経験し
今まで40年かけて確立した自己が崩壊する恐怖感を味わう
【人生の正午】(ユング)
人生を日の出から日没までと考えると、40歳は午前から午後への移行期であり
この転換期が人生で最大の危機である
自己が崩壊するかもしれない、人生最大の危機……。
それでなくとも体力が落ちてきたり、仕事でも上下に挟まれたりと
面倒な立場にあるのに勘弁してよ、と言う感じですね。。。。
『立場と役割』から『何をしている人なのか』に
会社員として働いていると、立場と役割を重要に捉えることが多い気がします。
○○株式会社 営業部の部長、とか。
例えば初対面の人に自己紹介する時、一番最初にこの情報を伝えること、多いですよね。
私もずっとそれが普通だと思っていました。
例えば、複数の会社が集まって仕事をするときには
個人の名前ではなく会社名で「○○さん」と呼ばれることもありました。
それが普通だと思っていたけれど、
ある時『あれ?わたし○○さんだっけ??』と違和感を感じたのです。
一度違和感を感じたら、それが普通と思っていた頃には戻れなくなりました。
立場と役割だけで構成されている自分
それだけを大事にしていたら、それが無くなったとき、どうしよう…。
会社名を名乗らなくても自己紹介を成立させるには、
「何をしている人なのか」を語りたい。自分って何がしたくて、何をしている人なんだっけ。
ここから私のやりたいことを探す道のりが始まりました。
自分についての知識を増やそう
『自分についての知識を増やすと言われても
もうずっと自分と付き合ってきたんだから全部わかってるよ』
と言いたくなるところですが、いざ考えてみようとするとなかなか前に進めませんでした。
自分の側から見た自分は、一面でしかないのでどうしても偏ってしまうのです。
思い切って周囲の人に聞いてみましょう。
そう見えているのかー、という気付きや驚きが生まれると思います。
その気付きや驚きを携えながら自分の中を振り返ってみることで
自己認識と世界をどう見ているのか、自分についての興味がどんどん湧いてきます。
仕事に関すること
今まで仕事をしてきた中で手に入れたものを書き出してみます。
これは割とやりやすいのではないかと思います。
自分にとってはちょっとしたことでも、よそから見ると価値があることもあります。
誰に見せるわけでもないですし、ここは謙遜せず
思いつく限りなんでも挙げていきましょう!
- スキル
- 知識
- 経験
- 仲間
- その他
好きなこと
好きなことは自分で「好き」と意識していることはもちろん
やっていて苦にならないことも挙げてみると気付きがあります。
子供の頃に好きだったこと、夢中になったことなども挙げてみましょう。
アメリカのドラマ『This is us』(見ていない方はごめんなさい。今ハマって見ています)の中で
主人公の一人、ランダルの妻ベスが会社から解雇されて逡巡した後
子供の頃に大好きだった(でも挫折した)ダンスを仕事にするエピソードがあります。
ああ、これって何十年経っても自分の中に小さな種火みたいに残っていたんだな
そういうのに改めて取り組むってすごくいいなと感じました。
※ちなみにこのドラマを見ながらよく号泣しています
得意なこと
得意なことは二種類を挙げてみましょう。
・自分から見て
・他の人から見て
これも、他の人に尋ねてみると、びっくりするような答えをもらうことがありますよ。
必要とされること
必要とされることも
・自分から見て
・他の人から見て
二種類考えてみるといいと思います。
身近な人に聞いてみると自分の知らない面を見られていることが実感できます。
自分の活かしどころは今の場所だけじゃない、どこなら役に立てるのかな?
視点をきょろきょろ動かしながら考えてみましょう。
お金になること
客観的に見て、お金に変えられるスキルとか能力のことですね。
これも、今までに考えてきた情報を使ってみましょう。
自分で『売れる』と認識しているもの以外にも価値があるものはたくさんあります。
例えば、今の私の仕事は『人の話をよく聞く』と言うところがベースになっています。
これって自分ではまさかお金になるとは思っていなかったスキルでした。
それぞれが重なるところを探す
今まで挙げてきた
「好きなこと」「得意なこと」「必要とされること」「お金になること」
この4つが重なり合う部分があれば、そこがきっとやりたいことに近い場所になると思います。
たとえ重なり合う場所が見つけられなかったとしても
時間と手間をかけて、ここまで自分のことを内省した時間は必ずいい影響を与えてくれます。
大人の人ほど、自分に融通をきかせて無意識のうちに自分を納得させてしまっています。
じっくり考えてみる時間も、たまには持ってみませんか。