こんにちは、Shiruvikoです。ご機嫌いかがですか?
経済産業省から6月20日に「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」が発表されました。
西村経済産業相は閣議後記者会見で
「事業を活用していただき、キャリアアップ、所得を上げる方向性を応援したい」
と発言されたそうです。
これってつまり
『キャリアアップ、所得アップのためにはリスキリングがんばって!』
と国が言っているということではないでしょうか。
自分の価値を自分で高めることで
転職など選択の幅が広がったり
自分の今後のキャリアをしっかり考えることもできますよね。
この記事では、専門実践給付金と特定一般給付金申請の際に必要な
「訓練前キャリアコンサルティング」の
受け方や準備すること、注意することなどについて
国家資格キャリアコンサルタントの筆者がまとめていきます。
新しい制度ではどのようなキャリアコンサルティングが用意されているか
まだはっきりしていませんが、恐らく訓練前にはこのようなコンサルティング面談が
用意されると思いますので準備しておいてもムダにはなりません。
実際に学びたいタイミングですぐに動き始められるように
ぜひ最後まで読んで準備してくださいね。
社会人の学び直しから転職まで一体支援(新支援制度概要)
経済産業省が2023年6月20日に発表した制度、
『リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業』の概要です。
◆転職を希望する正社員や契約社員、パート・アルバイトなど社会人を対象
◆学び直しから転職まで一体的に支援
◆転職に役立つ専門スキルを身につけるための民間講座を割安価格で受けることができる
◆講座の内容はプログラミングやビジネススキルなど
◆一人当たり平均24万円を助成
◆今後3年で約33万人の転職を後押し
◆希望者はキャリアコンサルタント国家資格を持つ専門家から意見を聞いた上で
転職に必要なスキルや職探しの支援を受けられる
この『キャリアコンサルタント国家資格を持つ専門家から意見を聞く』という部分が
・在職者が自らのキャリアについて相談できる「キャリア相談対応」
・それを踏まえてリスキリング講座を受講できる「リスキリング提供」
・キャリア相談及びリスキリングを踏まえた「転職支援」
となっているようです。
訓練前キャリアコンサルティングとは
今回の新制度の
・在職者が自らのキャリアについて相談できる「キャリア相談対応」
・それを踏まえてリスキリング講座を受講できる「リスキリング提供」
のふたつですが、専門実践教育給付金と特定一般教育訓練給付金の受講の際に
義務付けられている「訓練前キャリアコンサルティング」と似た意味合いがあるようです。
ざっくり言うと、
①こんなキャリアを歩んできました
②これからはこうなりたいと思っています
③なのでこの資格をとりたいです/スキルを身に着けたいです
ということを確認する面談なのです。
訓練前キャリアコンサルティングの受け方
訓練前キャリアコンサルティングはハローワークで受けられます。
手順については以下の通りです。
給付金申し込みをする予定の自分の住居所にあるハローワークに連絡して面談の日時を予約します。
私の場合は外部の委託機関を指示されたのでそこに電話をして日程決めをしました。
面談予約した日時にハローワークへ行き、訓練対応キャリアコンサルタントと面談をします。
自分が記入した「ジョブ・カード」を使ってカウンセリングを行い、担当キャリアコンサルタントが
『キャリアコンサルティング実施者の記入欄』にコメントを記入してくれます。
このコメントが「当該教育訓練の必要性に係るコメント」です。
これを記入してもらってジョブ・カードが完成です。
専門実践・特定一般給付の場合は、このコメント記載済みのジョブ・カードが
給付金申し込み、受給資格確認の際に必要になります。
まとめ
専門実践や特定一般給付金の場合、訓練前キャリアコンサルティングは
講座開講日の1年~1か月前のタイミングで受けることが求められています。
今回の制度でも恐らくジョブ・カードで職務経歴や職業能力、今後の取り組みなどを
整理することになるでしょう。
今回については面談自体はまだ少し待つ必要があるかもしれないですが
ジョブ・カードの書き方は一度確認しておくとスムーズかもしれませんね。